マイマイ新子と千年の魔法

 方々のブログで絶賛されてるので観てみたいなーと思ってたんですがやってる映画館が近場になくて諦めてたところ、新宿でやってるのを知って行ってきましたよ。ぎり最終日、タイミングが休み中でよかったー。なにしろ開始時間が9時台……。
 泣く気まんまんで行ったんだけどそういう意味では肩すかしだった(笑)。「文部科学省推奨的な良い子のみる映画またはノスタルジー映画なんじゃないの?」予想もよい意味で裏切られたけど。子供よりも大人が観てぐっとくる映画だとは思うけども、なんだろうな、地味だけどじわじわとなにかがくる映画というか。
 印象的だったのが、子供から見るとあこがれの先生だったりヒーロー的(ちょっと違うかな)な巡査さんだったりする大人が、不倫していたり、酔って息子に暴力を振るう父親だったり、清廉潔白ではないってこと。自分が大人になると子供の頃思ってた程大人ってすごいもんじゃないなと思うけども、新子たちにはまだそれはわかんないのかなとか、いや実はわかってんのかなとか、いやわかんなくていいかなとか、ぐるぐると。
 あと、大人びた男子がわあわあ泣くっつうのは反則ですな!実際のとこああいうちょっとクールで一匹狼っぽい小学生男子って創作の中にしかいないような気がするけど(笑)、多分むしろそれだからいいんだと思う。