かいじゅうたちのいるところ

映画の公式 【ワーナー公式】映画(ブルーレイ,DVD & 4K UHD/デジタル配信)|かいじゅうたちのいるところ
 絵本は自分のというかは母親のお気に入り。予告編の着ぐるみマックスがあまりに可愛くてこれはショタコンとして観ねばなるまいと思ったという、不純この上ない動機でごめん。マックスはとにかく可愛かった!!問答無用で可愛かった!!!!
 一応ネタバレご注意くださいといっても絵本読んだことある人なら展開はわかっちゃうけど。
 さてこの映画の感想、と考えてもよくわかんないんだよなあ。マックスが鬼のように可愛いということだけは間違いないけど(笑)。
  観てる間かなり泣いたんだけど、インナーチャイルドが暴れてたんだと思う、あれ。実際自分の子供時代なんてなんの問題もなく満ち足りてたはずなんだが、かえって今になってめんどくさい子供みたいになってるのは最近しょっちゅう感じる(笑)。マックス本人にもだけど、マックスの心の投影なんだろうかいじゅうのキャロルの方にものすごく移入しちゃって、途中でこの映画ホラーだよ!!と思えてきたくらい。
 ラスト、自分の居場所はおうちだと気づいたマックスはともかく、キャロルほっぽりっぱなしかい!と思って、キャロルに感情移入してた分ちょっと待ってー!と思った。だけど、やりたい放題なかいじゅうたちの所業に触れてなにごとかは感じただろうけど、マックスがいきなり良い子になるわけもないだろうし、暴れたりなんだりしながら大人になっていくんだろうから、かいじゅうはそのままマックスの中にいるし、いていいんだわな。そこがいいのかもしれない。逆に。絵本でも確か別れのときに「食べちゃいたいくらい好きだから行かないで!」みたいなことを言われて大急ぎで船に飛び乗って帰ってきたんじゃなかったっけかな、と記憶してるし(違うかもしれない)。子供向け/ファミリー向けじゃないでしょこれ、と思ったけど、ぐちゃぐちゃ余計なこと考えるのは大人だけで、子供は「こんなの冒険のうちにはいんねーし。」ていう感じなのかもしれない(笑)。
 

 本筋にはまったく関係ないんだけど気になったこと。マックス、ご飯どうしてたんだろう。夕食前に家を飛び出して船乗ってかいじゅうたちのいるところにたどり着くまで3日3晩くらいかかってたみたいだけど、一切おなかすいた的な描写がないのがやたら気になった(笑)。