汚部屋脱出したい

 自慢じゃないけど片付けられない女歴30年なので、身の回りが片付いていた試しがありません。
 原因は直球で「物多すぎ」、捨てられないからとにかく物が増え続けてどこもかしこも飽和どころかオーバーフロー状態がデフォ。だったんですが、今年に入ってから捨て神が通りすがるようになり、ちょこちょこ捨てるようになってて、先週末に突然爆発しました。40リットル袋(最大サイズ)×5袋プラスダン箱1箱の本とCDがなくなった割にはまだまだ全然片付いてるように見えないんだけど、やんないよりマシだよね!!を合言葉に続行したいと思っております。やんないよりマシと思わないとほんと心折れる(笑)。


 片付けノウハウ本とか読んで「なるほどな!!」とは思う→いざ実行するとなるとどこから手をつけてよいのやら→めんどくせえ→放置、というのがいつものコースなのになぜ今回は曲りなりにも物を減らそうと思い立ち、かつ実行に移せたのか、我ながら謎。ノリと勢いとしか言いようがない。一回執着を切ってしまえばあれもこれも要らないやーってなるもんなんだねえ。
 しかし、片付け本に書いてあることって本当のことですね……。収納家具を買っても部屋は片付きません。物を捨てない限り部屋は片付きません。不思議なもんで、捨てて捨てて物が減ってくると、どこをどう片付けるか、どこに何をしまうか、それまでまったく考えられなかったことがちょっとずつ考えられるようになってきました。効率はものすごく悪いけど。クロゼットの中とか引き出しにしまったものをあっちに移して、やっぱり戻して、また移して、くらいは余裕でやった。自分でも効率わりーなー…と情けなくなるけど(笑)、今までまともに片付けたことなかった人間がいきなりてきぱきできるわけない、しかたないしかたないと言い聞かせてる。
 あと、習慣というか考え方の癖って恐ろしいなと思ったのは、物がへって空間が出来ると、すごくナチュラルに「あ、あそこに棚置ける。物が置ける」と考えてるのに気づいた時。違う違う、空間は埋めなくていいんだよ!と慌てて打ち消して、これもまさに片付け本に書いてあるなあと思いました。怖ぇ。汚部屋脳怖ぇ。
 捨てるかどうか迷ったら「保留」の箱へ、というのも片付け本のセオリー通りですが、わたしの場合、そのうち保留品の山が高くなってくると、もう選別めんどくさいから全部捨ててしまえ、を何度か繰り返してるうちに、「迷ったら捨てていいや」になりました(笑)。一般的に価値のあまり高くないものに埋もれて暮らしているヲタクだからそうなんだろうなという気はする(笑)。“本人にとっては価値があるけど売ったとしたら二束三文”的なもので、手元に置いておかなくてもいいかなあとなったら売る手間かけるのも面倒でな……。服はまだその境地に至れない。


 収納は7割でとかまだそんな段階には至っておらず、150%だったものが120%になった程度の進捗ですが、どうせまたすぐいろいろ買い込んで大変なことになるんだから、捨て神様のいる間にどんどん物減らそうと思います。言霊言霊。